目次
1. イントロダクション
この記事では、LangChainでOpenAIのAPIを使えるようにするまでの手順を説明します。
具体的には、以下の手順の実行方法を説明します。
- LangChainライブラリをインストールする
- OpenAIのAPIを発行する
- OpenAIのAPIキーを設定する
2. 動作環境
この記事の内容は、以下の環境で実行しています。今回のコードはJupyter Notebook上で実行しています。
OS:MacOS 13.0.1
Python:3.10.6
ライブラリ
langchain==0.0.216
openai==0.27.8
python-dotenv==1.0.0
tabulate==0.9.0
pandas==2.0.2
scikit-learn==1.2.2
matplotlib==3.7.1
seaborn==0.12.2
ipykernel==6.23.3 (Jupyter Notebookを使うため)
3. 手順
3.1 LangChainライブラリをインストールする
ここでは、pipを使用してLangChainライブラリをインストールします。ターミナル上で以下のコマンドを実行します。
■bash
pip install langchain
3.2 OpenAIのAPIを発行する
OpenAIのアカウントページでAPIキーを発行することができます。
注意: OpenAIのAPIは有料です。今回使用しているgpt-3-turboの利用料金は、入力1000トークンあたり 0.003 ドル、出力1000トークンあたり 0.004 ドルです。(2023/6/22時点)
3.3 OpenAIのAPIキーを設定する
OpenAIのモデルを使用するため、openaiライブラリをインストールします。ターミナルで以下のコマンドを実行します。
■python
pip install openai
今回は、dotenvライブラリを使ってAPIキーを管理します。まず、ターミナルで以下のコマンドを実行して、dotenvをインストールします。
■bash
pip install python-dotenv
.envファイルを作成して、ファイル内に環境変数を記入します。以下のOpenAI API Keyの部分を、OpenAIのアカウントページで発行したAPIキーに置き換えてください。
■.env
OPENAI_API_KEY="<OpenAI API Key>"
注意:この.envファイルにはAPIキーが入っているので、githubなどでコードを管理する場合は、アップロードしないように.gitignoreに含めます。
Pythonを記述する際、以下のコードを記述することで、.envファイルからOpenAI APIキーを読み込みます。
■python
from dotenv import load_dotenv, find_dotenv _ = load_dotenv(find_dotenv()) openai.api_key = os.environ['OPENAI_API_KEY']