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Open Interpreterを使ってみる

目次

  1. Open Interpreterとは?
  2. インストールとセットアップ
  3. 基本的な使い方
  4. 注意点
  5. まとめ

Open Interpreterとは?

Open Interpreterは、言語モデルに指示を与えることでコードを生成し、実行することができるツールです。ChatGPTのCode Interpreterのオープンソース版として、ローカルでコードを生成・実行することができます。

ローカルでコードを実行することが出来るため、ファイルサイズの制限がなく、ローカルにあるファイルの編集や、データセットの整形・前処理などの操作を行うことができます。

インストールとセットアップ

以下のコマンドで、open-interpreterをインストールします。

■zsh

pip install open-interpreter

基本的な使い方

インストール後、ターミナルで$ interpreterコマンドを実行することで、ChatGPTのようなインターフェースを使ってOpen Interpreterとのチャットが可能になります。

例えば、以下のような命令を実行してみます。

シグモイド関数のグラフを書いてください。

すると以下のように、ターミナルに実行計画と生成されたコードが表示され、コードが実行されていきます。最終結果として、シグモイド関数が描画されました。

  まず、シグモイド関数のグラフを描くために必要なライブラリをインストールします。ここでは、数値計算
  umpyと、グラフを描くためのmatplotlibを使用します。

   1 必要なライブラリのインストール
   2 シグモイド関数の定義
   3 シグモイド関数のグラフの描画

  まずは、必要なライブラリのインストールから始めます。

■zsh

pip install numpy matplotlib
必要なライブラリがすでにインストールされていることが確認できました。

  次に、シグモイド関数を定義します。シグモイド関数は以下のように定義されます。


f(x)=11+e-x


  この関数をPythonで定義し、その後にグラフを描画します。

■python

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt

def sigmoid(x):
    return 1 / (1 + np.exp(-x))

x = np.linspace(-10, 10, 1000)
y = sigmoid(x)

plt.figure(figsize=(8, 6))
plt.plot(x, y)
plt.title('Sigmoid function')
plt.xlabel('x')
plt.ylabel('f(x)')
plt.grid(True)
plt.show()

注意点

生成されたコードはローカルで実行されるため、ファイルやシステム設定に作用することが可能です。そのため、データ損失やセキュリティリスクなどに繋がる可能性があります。

使用する際には、以下の点に注意が必要です。

  • ファイルやシステム設定を変更するコマンドには特に注意する。
  • リスクのあるコードを実行しようとしたときは、ターミナルを閉じてプロセスを終了できるように準備する。
  • できれば、Google Colabなどの制限された環境でOpen Interpreterを実行する。

まとめ

Open Interpreterを使って、ローカルで言語モデルに指示を出してコードを生成・実行することができました。ローカル環境で動作し、ファイルサイズの制限なしに操作が可能なため、様々な応用が考えられそうだと思いました。

ただし使用時は、ローカルのファイルやシステム設定に作用する可能性があるため注意が必要です。

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