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Jupyter上でChatGPTを使える!Jupyter aiを使ってみる

目次

はじめに

Jupyter aiとは

Jupyter aiとは、JupyterのUI上でchatGPTなどのLLMを使用するためのライブラリです。この記事では、Jupyter aiを使用して、Jupyter上でchatGPTを使ってみます。

Jupyter aiのインストール

以下のコマンドで、Jupter aiライブラリをインストールします。

■sh

pip install jupyter_ai

正しくインストールされたかを確認するため、以下のコマンドでJupyter Labを起動します。

■sh

jupyter lab

サイドバーにチャットアイコンが表示されれば、正しくインストールされています。

image.png (92.6 kB)

Jupyter aiの2つの使い方

Jupyter aiには、以下の2通りの使い方があります。
– サイドバーから使う方法
– Jupyter Notebook内で使う方法

各方法について、事前準備のやり方と使い方を説明します。

サイドバーから使う方法

事前準備

まず、サイドバーのチャットアイコンをクリックして、Start Hereをクリックします。

image.png (92.4 kB)

Start Hereをクリックして、使用するモデルとAPIキーの設定をします。

今回はChatGPTのAPIを使用するため、Langage model にOpenAI::gpt-3.5-turboを選択します。

image.png (15.5 kB)

API KeysにOpenAIのキーを入力します。

image.png (10.3 kB)

最後に、設定を保存すれば準備完了です。

使ってみる

サイドバーのチャットアイコンから、ChatGPTとやり取りをすることができます。

image.png (195.1 kB)

Notebook内から使う方法

%%aiというマジックコマンドを使うことで、chatGPTとメッセージのやり取りを行うことができます。

事前準備

まず、OPEN_API_KEYを設定します。そのために、Notebookのセルで以下のコマンドをを実行します。

%env OPENAI_API_KEY={your_open_api_key}

※ {your_open_api_key}の部分を自分のAPIキーに変更してください。APIキーをクオーテーションなどで囲む必要はありません。

次に、%%aiマジックコマンドを有効化します。そのために、Notebookのセルで以下のコマンドを実行します。

%load_ext jupyter_ai_magics

使ってみる

Notebook上で%%aiコマンドを使用することで、Jupyter Notebook上でChatGPTとやり取ができます。

chatGPTとやり取りするには、マジックコマンドを使って以下のように書きます。

%%ai chatgpt
matplotlibでヒストグラムを描画するサンプルコードを書いて

セルの実行結果に応答が表示されます。

image.png (132.7 kB)

–format codeオプションを指定することで、セルで直接実行できる形式でコードを書かせる事もできます。

%%ai chatgpt --format code
matplotlibでヒストグラムを描画するサンプルコードを書いて

セルを実行すると、chatGPTが生成したコードが入ったセルが新しく作成されます。

image.png (66.2 kB)

まとめ

この記事では、Jupyter aiを使用して、Jupyter上でchatGPTを使ってみました。

Jupyter上でChatGPTを使って、エラーの解消のための質問や簡単なコード生成を自動で書くことが出来るため、コードを書く際の生産性が上がりそうだなと感じました。

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